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WTP60エンジン編・1台買ってみました

カート界の名門CRGが設計製造する、60ccジュニアカート用の新エンジンが、このWTP60です。まだ輸入されて間もないため、
性能や特性に関する情報がほとんどありません。これまでは、60ccクラスのエンジンがコマー1社の独占状態だったわけですが、
これでやっと競争相手(レースでの競争相手という意味ではなく、あくまで商業上でのという意味です)が現れたことになります。
コマーのデリケートな特性に泣かされている方が多い現状では、壊そうと思っても壊れないような(例えばKTのような)エンジンが
望まれていることも事実です。なかには、「また新しいものが出てきて、統制がとれない」などと頭から否定する方もいますが、
良くないものであれば必ず淘汰されるはずですから、現時点では前向きに評価していきたいと思います。

なお、伊VROOM誌のWTP60インプレッションを入手しましたので、合わせてご紹介しておきます。

VROOM2月号 MINIKART 60cc ENGINE WTP60関連記事

WTP60に関する問合せ先:カリレーシングジャパンの斉藤さんまで TEL 043-290-7880

WTP60の外観です。自然空冷のシリンダを見たとき、30年位前にラジコン機用に買ったENYA60を思い出しました。なんか雰囲気が似てるんですよね(笑)
外観は普通の100ccカート用エンジンに近いです。プラグもコマーやレオンで使うネジ長が短いものではなく、一般的なEタイプ(B9EGV等)が使えます。クランクケースやキャブにはCRGではなくWTPの刻印が打たれてます。

ピストンバルブ
42mm(直径)x41.5mm(ストローク)
排気量57.47cc
圧縮比13.7:1
最高回転数12,200rpm
ルブリケーション5%

だそうです。

マフラー(チャンバー?)です。コマー用チャンバーに較べて全長が70%短いです。見た目はオートバイのマフラーみたいです。
シリンダとの間にジャバラはつきません。
ドライブスプロケット(11丁)のカバー(プラスチック製)を外すとクラッチカバーが見えます。クラッチカバーはコマーと同一パーツを流用しているようです。(ちゃんとWTPの刻印はありますが)
クラッチカバーを外すと、クラッチが現れます。クラッチもコマーW60と同じパーツのようです。クラッチシューの材質も同じかどうかはわかりませんが。
新東京ピットレーンにて(乗車ドライバーは息子です)。
2000年モデルのCRGピッコロ+WTP60の試乗車に乗せていただきました。
ギヤは11X78(コマーは12X84)、タイヤはSL83(コマーはSLJ)です。
写真に見える赤いノイズボックスの形が可愛いです。
シートが合わないため背中にクッションをいれた状態で、数周で41秒1までいきました。この日に走っていた他のコマーW60が40秒フラット位でしたから、まあまあでしょうか。今度は自分のカートにWTP60を積んで、セットを詰めていくつもりです。
ピットから聞こえるエンジン音はコマーに較べて遥かに軽快な音です。迫力がないのでつい遅く感じてしまうくらいでした。それでも、ドライバーのファーストインプレッションは、「コーナーの立ち上がりが速い!」でした。(ほんとかよ)