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レオンカート編・フレームセッティング

最近はレオンの中古車が流通するようになり、新車には付属している取扱説明書すら見たことがない方も多いのではないでしょうか。
ここでは1997年に発行されていた「KIDS RACER NEWS」のNO2、NO3に掲載された記事をレオンさんの許可を得て転載しました。
ご質問等はレオンの大宮さんまでどうぞ。(TEL 03-3405-8569)

●基本セッティング

トーイン調整
この調整は何故かトーイン調整といいますが、トーアウトに0〜5mmの範囲で調整します。これが合っていないとハンドリングが悪く、走行抵抗も大きくなり、タイヤの偏磨耗につながります。ときどきチェックしましょう。
ナックル
ナックルとタイロッド連結部に2ヶ所の穴(8mm)があります。外側の穴にタイロッドを取り付けた場合、ハンドルは軽くなりますが、応答性は鈍くなります。つまり年少者向けです。内側の穴にタイロッドを取り付けた場合は逆にハンドルは重くなりますが、レスポンスは良くなります。オプションパーツでSPLナックルがあります。トレッドの調整ができ、車高も下がります。
ステアリングホルダーウエ・シタ
プラスチック製(黒)のもので、クラッシュした際には割れてステアリングやステアリングシャフトからドライバーを守るように考えられています。クラックが入ったまま走行していると危険です。走行前には必ずチェックしてください。
チェーン
チェーンラインをチェックし、張り具合を調整し、チェーングリースを必ずつけましょう。カートスタンドの上でスムーズに空回りするようにセットします。これが最初にできるチューニングアップのひとつです。
フロントタイヤ・リアタイヤ
前輪、後輪とも回転方向が合っているか、磨耗状態、キズはないか等を十分にチェックし、空気圧を調整してください。空気圧は前後共0.8Kgを基準にドライバーの体重、コース、気温に合った空気圧(0.7Kg〜1.4Kg)にしてください。タイヤはほぼ1シーズン(REON主催イベントにフル参加)の耐久性がありますが、走行と保管を繰り返しているとゴム質が劣化していきます。良いタイム、レースでの良い成績を望む方は、早目に交換されることをお勧めします。また、走行後はタイヤからエアを抜いてタイヤを休ませてください。
シートセッティング
より速いコーナリングの為にはシートセッティングが必要です。腰回りのホールドができるようにウレタンスポンジ等で体に合わせたシートセッティングをしましょう。また。オプションパーツでバケットシートを準備してありますが、これは首や上半身に力がついたKIDS RACERにお薦めです。
ブレーキ
丸型パット付きキャリパーと角型パット付きキャリパーの2タイプがあります。丸型パット付きキャリパーは、自己サーボ機能があり踏力が弱くてもだんだん強力に効く為年少者向けです。角型パット付きキャリパーは、踏力に比例して効く、つまりコントールしやすいので、体力・踏力のある人にお薦めします。
リアシャフト
オプションパーツで+100mm長いロングシャフトを準備してあります。また、高度なコーナリングのために車高調整キットも準備してあります。ご相談ください。

以上のチェックが終ったら、各部のボルトとナットをスパナでチェックしてください。かーとはエンジンの振動がほとんどダイレクトに各部に伝わり緩みやすいため、緩みにくいナットを用いてはいますが、走行前に必ずチェックが必要です。
ここまでのメンテナンスは普段から行なうもので、コースアウトしたり他のマシンと接触したり等、マシンが通常の走行以外のストレスを受けた場合は次の作業が必要です。
REON K30/K40は壊れたり、曲がったりした部分だけ交換することができますので、そういった部品は交換しましょう。そしてフレーム各部を固定しているナットを約1回転緩め、後車軸を押さえておいて、フロントフレームを回転させるように揺さぶり、緩めた状態で可能な限り平らな場所に置きます。この状態で緩めたナットを締め直してください。この作業は、直進性が悪い、左右のハンドル特性が違う、等の場合にも行なってください。

●ロールバーの取り付け方

ステップ1
まずRバンパーシートステー取付ボルトを外します
ステップ2
シートステーを入れ、M6x90mmボルトを通します。
ステップ3
ボルトナットを完全に締め付け完成です。

●フロントスポイラーの取り付け方

●スペシャルナックル

SPLナックルは車高を下げることとフロントトレッドをワイド化し調整できるようにすることを目的に設計されたものです。また、ナックルの中のベアリング(608ZZ)を変えたことにより、どんな条件下でもなめらかでスムーズなステアリング操作が可能になります。ワイドトレッド化はマシンを安定させる方向ではありますが、タイトコーナーの多いコースではフロントタイヤの入り込みが悪くなりますのでトレッド調整スペーサーで調整してみましょう。

●車高調整キット

まず、後車軸まわりをバラし、左図のように車高調整キットを仮組みします。SPL6角ボルト(ヒシブロックトリツケボルト)は方向を図のようにしてねじ込みます。
矢印の3ヶ所に6.0mm〜6.5mmのドリルで穴を開けてください。穴が開きましたら、穴のバリを取ってください。
ブレーキスペーサー部はM6x25でロックし、仮止めしてあるM8x40(ブレーキ取り付けボルト)は外します。
ドリルで穴加工したベアリングホルダー部はM6x35で完全にロックしてください。
SPL6角ボルトはいちど外し、ロックタイト等の緩み止め剤を付け、完全にロックしてください。
ドライブシャフトを高くするためにエンジンマウントを加工しなければなりません。使用工具は金ノコ、サンダー等が必要ですが、どうしても自分で加工できない人は加工済みのエンジンマウントがあります。
加工の際はドライブシャフトを通す楕円の幅が広くならないように十分注意してください。
図ではエンジンマウントがドライブシャフトの方に付いていますが、最初にエンジンマウントをSPL6角ボルトに仮組みし、ドライブシャフトアッシーを上から差し込み、ボルト(M8x30)ナットでヒシベアリングを固定します。
この先の調整はマニュアル通りです。

※エンジンマウントを加工することにより剛性がなくなるため、必ずエンジンサブマウントを取り付けるようにしてください。

●身長が伸びたときは

ドライバーの身長が伸びたときはシートを後方にずらしていくのですが、
シートの裏側にはリアシャフトがあるため、それも限度があります。
K40でも身長140cm位がこの限界点ではないでしょうか。それでは身長が伸びて
しまったらキッズカートは卒業でしょうか。そんなことはありません。ご安心
ください。先日パドックでペダルを前方に移動させているマシンを発見しました。
アルミ板をうまく加工してペダル取付部に延長ステーが取付けてありました。
ちなみに、レオンゼッケン10号車でした。ご参考まで・・・