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ELFスカラシッププログラムセレクションレース

フランスの石油メーカーエルフが出資するレーシングスクール「ラ・フィリエール」に日本人を送り込み、「勝てるF1ドライバー」を生み出そうとする試み。それがELFスカラシッププログラムです。エルフ社製品の日本国内販売元であるユニコ(株)のダニエル・デマレ社長が発起人となり1995年よりこのプログラムはスタートし、オーディションとなるセレクションレースの内容を審査されて、毎年1〜2名の若いカートドライバーがフランスへ武者修業の旅へと飛び立っています。過去の合格者の顔ぶれは1994年(この年は試験的に渡仏させた模様)の立川祐路、1995年(第1期生)の福田良/松浦佑亮、1996年(第2期生)の柳田真孝、1997年(第3期生)の井上鑑孝、1998年(第4期生)の高崎保浩となっています。ラ・フィエール入校後、最初の年はキャンパスカップという初級フォーミュラーカーレースに参戦します。その成績により翌年はフォーミュラルノーにステップアップするわけですが、1998年は福田良と柳田真孝の2名がこのフォーミュラルノーに参戦し、福田良はいくつかのレースで日本人初の優勝も経験しています。
このプログラムのおもしろいところは、応募者全員に実際のカートレースをさせてみて、合格者を決めるという点です。レースに使用するカートはすべて主催者側で用意されるため、まったくのイコールコンディション。コースは普段の逆周りとするなどして地元の利に対しても配慮しています。もちろん単に優勝者が合格ではなく、走りのセンスをうまくアピールすることも大事なようです。実際、スピンした後に自ら周回遅れになりトップを抜き返して見せたり、チェック役として同時走行している過去のセレクションレース合格者を抜いて見せたりと、自分をアピールするためにパフォーマンスするドライバーもいるようです。いずれにせよ1回のレースで合格者を決めるのですから、そのときの体調や運も大きな要素となるしょう。しかし、運も実力のうちといいますから、このような一発勝負の方法のほうがかえっていいのかもしれません。ちなみに全日本ドライバーが地方戦のドライバーに負けてくやしがることも、よくある光景のようです。

セレクションレース概要
参加申込資格 年齢15歳〜18歳
いずれかのカートレースシリーズでランキング10位以内であること。
開催日 毎年8月
開催場所 瑞浪レイクウエイ TEL 0572-63-3178
参加申込時添付書類 主催者発行のランキングを証明できるもの
レース戦歴書
親権者の印鑑証明
顔写真
参加台数 4組x10台 計40台(参加者多数の場合は主催者が決定)
レース形式 1日目 午前/午後 タイムトライアル(車両抽選)
2日目 午前 予選ヒートx2ヒート 40台から20台を選出(車両とグリッドは抽選)
         4組の中から上位4名ずつ選出審査員特別推薦枠4名
     午後 決勝ヒート 10台x2ヒート 20台x1ヒート
大会役員 大会会長 ダニエル・トレーマー(エルフフランス宣伝部長)
理事長   ダニエル・デマレ(ユニコ株式会社代表取締役社長)
理事    浅井延美(株式会社サントム代表取締役社長)
       中島伸博(株式会社中島技術開発研究所代表取締役社長)
       今宮 真(株式会社ガレージ茶畑代表取締役社長)
審査員   浅井延美、中島伸博、ダニエル・トレーマー、ダニエル・デマレ
オーガナイザー 今宮 真
マネージメント グレック・ポロック(F1 BARチームオーナー)

問い合せ先:ユニコ株式会社 東京都港区六本木7-3-17 TEL 03-3478-2707 FAX 03-3401-5331 


【LA FILIERE(ラ・フィリエールの概要】
1967年に、当時国営企業だったELFが出資して、F1チャンピオンを育てるために設立されたレーシングスクール。
F1ドライバーとなった過去の卒業生は、アラン・プロスト、パトリック・タンベイ、ディディエ・ピローニ、フィリップ・ストレイフ、
オリビエ・グルイヤール、エリック・ベルナール、エリック・コマス、ポール・ベルモント、オリビエ・パニスなどがいます。
本来は母国フランスからF1ドライバーを育成するためのシステムでしたが、現在は広く世界に門下を広げています。
入校資格年齢は16歳から19歳までで、人数は26〜28名までと限られています。日本人枠は2名です。また入校生には
フランス国内の高校にも編入できるように便宜をはかってもらえるということです。
スクールの内容は、108馬力、車重420Kgのキャンパスカップカーを使用して、2月から10月の間に12戦のレースをフランス
国内の数ヵ所のサーキットで開催します。そして年間ランキング1位から6位までの選手をフォーミュラルノーにステップさせて
いきます。さらにF3、F3000、F1とステップアップしていけるように援助していきます。
レースは公平性を保つために次のようなルールで行われます。
・年間12戦中、同じ車両をドライブすることがないように抽選で車両を決定する。
・3ヒート制をとり、ドライバーが十分アピールできる機会をもつ。
 1ヒート 抽選でスターティンググリッドを決め、スタートする。
 2ヒート 1ヒートの逆順グリッドでスタートする。
 3ヒート 1ヒート、2ヒートの総合結果でグリッドを決定する。
・車両は公平になるように専任のテストドライバーがセッティングをし、生徒はレース直前になるまでマシンに触れることができない。
・各ヒート毎に現役F3000ドライバーなどが、的確なアドバイスをする。

ステップアップ

フォーミュラELFキャンパスカップ
      ↓
フォーミュラルノーELF
      ↓ スクールから12名の推薦枠
フォーミュラ3
      ↓ スクールから4名の推薦枠
フォーミュラ3000
      ↓
フォーミュラ1