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| ARTA F1 プロジェクト | |
鈴木亜久里選手とオートバックスが、世界に通用する日本人ドライバーを育成する目的で始めたプロジェクト。日本人初のF1表彰台をゲットした経験もある亜久里選手の独自なレーシングドライバー観にもとずいて、プログラムが組まれています。このプロジェクトの候補生を選出するための第1回目のオーディションが1998年4月に行われました。応募資格は13歳から17歳までの男子で、カートの経験は不問。なにかスポーツをやっていることと、F1ドライバーになりたいという強い意欲があればよいのです。第1回目の応募者数は1000名を超えたという人気ぶりで、第1次の書類審査と、全国5箇所の会場で行われた運動機能審査を通過した100名が、最終的に面接で7名の候補者として選出されました。この7名は各地のカートショップに配属されてカートの練習を開始するとともに、年数回の合宿に全員が集まって指導を受けています。また、これからのレーシングドライバーたる者はキーボードも一人前に叩けなければならないということで、候補生達は、合宿の夜はステアリングをマウスに持ち替えて、パソコン相手に奮闘しているようです。
このオーディションの興味深いところは、なんといってもカートの経験を問わないところでしょう。F1ドライバーはレーシングドライバーである以前に優秀なスポーツマンであるという理論の上に成り立っているのです。第1回目の合格者はカート経験者と未経験者が混在していたようですが、最終的に残るのはどのような経歴の持ち主か、また今後オーディションの内容がどのように変化していくか、非常に興味があるところです。いずれにせよ、経済的な理由などからモータスポーツの世界に入り込めなかった子供達に広く門を開いた鈴木亜久里選手とオートバックスに、心より敬意を表したいと思います。 |